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夏の終わりの夜中に、メンバーの家の前に子猫が4匹捨てられました。栄養失調でノミだらけ。 1匹がまもなく亡くなり、もう1匹も治療の甲斐なく、じわじわと弱って、死亡。こうなると、 あとの2匹もいつどうなるか気が気ではありませんでした。
特に体の小さな弟猫の方は、おなかの中にコクシジュウムというとてもしつこい原虫がたくさんいて、 そのせいで血便が続き、全然大きくなりません。それでも、そんなペロを欲しいと言って、 「元気になるまで待ちます」と言ってくれたのが、佐藤さん。他にも子猫はいたのに、 佐藤さんはひ弱で頼りないペロに強く惹かれたようでした。 |
「何としても病気を治して、佐藤さんの家に届けたい」という想いでした。 病院へ行く度、小さなスケールに乗せられるペロのわずかな体重の増減に、一喜一憂したものです。
そんなペロもやっと元気になって、佐藤さん宅へ行くことができました。大人ばかりの佐藤家では、 ペロは人気者。「家族みんなをなごませる存在」で、「誰がペロと寝るか」取り合いになるのだとか...。 でも、ペロはおじいちゃん子!孫のみえさんは「ペロは本当にかわいい!元気で長生きしてくれるように大切にしていきます」と言ってくれました。 |
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