Ⅲ
焼却炉へ
流れていくバケットのふたから、子猫の白い
前足がはみ出していた。
「何のためにうまれてきたの?」と、音なき声をのこして
消えた。
ぼくらは見たよ。焼却炉の中、
真っ
赤な
炎に包まれて、
黒く
焼け
焦げていく
動物たちの
体を。
わけもわからないまま
消された
命のことを、ひとりでも
多くの人に
伝えよう。
そして、できる
限り
助けていこう。
だけど、ぼくらが助けられるのはほんの
一握り。だから
力を
貸して下さい。
動物たちを
捨てないで!!
助けるためにあなたは
何ができますか?