平成元年に
富谷町に
建てられた「
宮城県動物愛護センター」には、
独自の
動物管理センターを持つ
仙台市を
除く
県内の
保健所から、
住民が
持ち
込んだ
不要犬と猫、それに
鎖から
放れてうろついていたというだけで
捕獲され、
公示期間の
三日以上を
経過した
放浪犬が連れてこられる。
オートメーションの
工場さながらの
処分棟では、木曜日と金曜日、
週に二回のペースで、
炭酸ガスによる
殺処分の
作業が行われる。
年間の
処分数は約8,000匹。
泣き、
震え、
助けを
乞う
命が、
細かい
骨と
灰になるまでの
現実を
追った———-