ガリガリにやせて歩く力もなくへたりこんでいた犬を若いカップルは、「元気になるまでは面倒を見る」と言ってくれました。 ところが、病院へ行けばお金がかかる。ちゃんと通わないから、いつまでも治らない・・・ やさしさはいつしか「どうして私達がやらなきゃいけないの?」という怒りに変わってしまいました。 そんな薄なさけのツケがアニマルクラブにはよく回ってきます。 数種の腸内寄生虫による頑固な下痢と慢性の耳ダニ・・・環境になれてくれば吠え出す大型犬を預かってくれる人を探しました。 | ![]() 保護されて間もない頃のゴンタ。落ち着きがなく、寂しそうな顔をしていました。 |
![]() お孫さんとも大の仲良し!近所の子供たちにも人気です。 |
「足が悪いから散歩はしてやれないけど、エサと通院だけでも・・・」 と申し出てくれたのが、阿部さん。 まめに通院してくださり、フィラリア症も治り、ラブラドールらしくなってきましたが、里親は見つかりません。 |
「一生ここにいるのか?運動させてやりたいねー」とあきらめかけていた頃、愛犬を亡くした佐藤さんと出会いました。 「前の犬も捨て犬だったから、平気だよ」と、あまり行儀のよくないゴンタを嫌がることもなく、家族に迎えてくれた佐藤さん。 毎日朝夕たくさん散歩してもらい、誰にでもなつく「お利口さん」になりました。みちがえるほど立派になった写真が届きました。
よかったね、ゴンタ。 これが本当のゴンタの姿なんだね。 命あればこそ、また幸せにチャレンジできる。 必要なのは、命を守るためにつないでゆく手です。 アニマルクラブの活動にご協力ください。 |